仮審査という制度について

投稿者: | 2017年1月14日

本来、仮審査という制度は存在しません。
不動産業者がスピードを求めること&住宅ローンの貸し出し競争が激化したことによって生まれたサービスです。

 

金融機関によっては、担当者が案件の事前照会を受けたことで金融電卓等で簡単に計算するだけのこともあります。

 

つまり、金融機関内の決裁を取っていません。
実際には本審査を申し込んでいただいて、個信などを照会し書類を全て頂いたところで稟議します。

 

仮審査は特に契約をしたわけでもないので、金融機関としては本審査で、減額条件決裁になったとしても、なんとも言えないのが現状です。

 

不動産の売買自体については、金融機関は関知しない部分ですので不動産販売会社と交渉することになります。
仮審査をしたあと、本審査で拝辞になり、購入を諦める方は現実にはいらっしゃいます。
その場合、他の金融機関に申し込みをするケースがほとんどです。
リスクを減らすために、何行かに申請を出すのが不動産売買の通例のようです。