住宅ローンで借入すれば、不動産購入に関する資金をすべて調達できると思っている人もいるのではないでしょうか。しかし残念ながらそのようにはいきません。
もちろん不動産購入資金の大部分を当てることは可能です。しかし住宅ローンの実行前に不動産売買契約を締結します。そのため契約時に支払う手付金は自分で用意しなければならないのです。そのため住宅ローンを利用する場合、自己資金について考えておく必要があるでしょう。
そこでどのくらいの自己資金を用意しておけばよいのでしょうか。理想としては不動産購入代金の2割から3割程度です。売買契約時の手付金以外にも諸費用の支払いがあります。
不動産売買契約時と住宅ローン利用時に諸費用が発生し、総額100万円を超えることも少なくありません。また自己資金の割合が多ければ、それだけ住宅ローンの借り入れ額が少なくなります。これにより低い金利が適用され、総返済額も低くなるので、毎月の支払にも余裕が生まれます。
住宅ローンを利用する場合、自己資金はある程度用意しておいたほうがよいでしょう。